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久しぶりの投稿になりました。

会う人に「続きはっ」と相変わらず言われます

いつも有難うございます


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点をかさねること


亀岡は京都の北部に位置し、市内からは車であれば老ノ坂峠を越えるか
京都縦貫道を走るかでおよそ30分くらいで到着する。

祖母が亀岡の次の駅の並河に住んでいたことあり、
子どものころから「いなか」といえば亀岡だった。

私の幼少時代はまだ国鉄で単線で無人駅で、自然がとにかく一杯だった。
今でも思い出深く大変好きな土地の1つである。


満を持して・・・そこでの営業活動が始まった。
リーダーシップ溢れる所属長と、優秀かつフロンティア精神あふれるスタッフ
に囲まれ、営業担当1人の孤独感を全く感じずに仕事が出来たことは、
いまでも感謝に堪えない。やはりいい職場、結果を出す職場とは互いの仕事を
認め、支援し合うという当たり前のことが出来ている職場に他ならないと思う。

亀岡の人たちは、本当に温かい。

ある会員のご自宅がお豆腐屋さんで、よくお豆腐や厚揚げを頂いた。
今でも並河に行くと必ず寄る。
そんな風に、特に用事もないのに、立ち寄れる顧客宅が増えてきた。

地区ごとの過去のデータ、顧客タイプ別のアプローチ法、
DMを打つタイミング、エッジの効いたキャッチコピーの大切さ等など・・。
本当にこの亀岡では営業マンとして必要とされるスキルを身につける
チャンスを存分に貰った。

当然上手くいかないことや、
顧客対応のまずさで失敗も数多くあったが、
メンバーがそれぞれの持ち場で、自分の役割を顧客本位のマインドのもと果たし、
一致団結していたあのチームは今でも理想のドリームチームである。

仕事って、営業ってオモロいなあと心から思った。みんなに感謝である。

そのころになると、鬼だった新人時代のTさんへの想いが膨らんできた。
たまに営業会議で出会うとかけて頂く言葉が、またやる気につながった。

「がんばっとるみたいやな。」

たったその一言が本当にうれしかった。

サムライの仕事に、余計な言葉やましてや指導スキルなどいらない。
人をやる気にさせる方法に関する講演や、その手の書籍が最近多いが、
どれを読んでも私の人生経験上はっきり言って懐疑的になってしまう。
批評は好きではないが、納得がいかないものはいかない。

また、得意げにその手のスキルを論じている人に限って、
人物的魅力を感じないケースが多かった。「軽い」「響かない」のである。
人を育てるって、そんな簡単な話じゃないと思う。
100人いれば100人の指導法があるはずだし、
苦労と下積みにしか人間は磨かれないし凄みも出ないと私は考えているし、
私の知る本物の方々は、とにかく謙虚である。そういう人にこそ、教えを乞いたい。


話は戻るが

この亀岡時代に私は営業の真髄として、
人と人との絆からビジネスを生んでいくことの楽しさと価値を知った。

結果、過去最高の営業成績を残して人事採用部門へとコンバートされることになり、
私の会社勤めのセールスマン時代は短い幕を下ろした。

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若い子にどうやったら売れるか、セールスに関する質問をされる時がある。
私はトップセールスマンではないので、こう答えるようにしている。
合ってるかは知らないが。

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何よりまず、相手を好きになる。

そして、その好きな人に喜んでもらうことを考える。

自分の出来ることを考えてソリューションする。
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・・・仕事ってここから始まったはずだし、今でもそれだけだと思う。


セールストークの刀を抜くのは、最後の最後。

ただ、その刀の抜き方は人によって
ずいぶん違うし・・・それは自分で考えな。と言う。

ちなみに僕は抜いたことを相手に悟られないのが理想として研鑽している。
まだまだだと思う。だからセールスは面白い。

新入社員の時は絶望しかなかったが、1つ1つの仕事の意味を考え、
考え付かなかったら自分なりに答えを出し、「続けて」いれば必ずその点は
つながり、線になっていくと思う。(APPLE社のスティーブジョブスCEOのスピーチより)
そしてその線は過去を振り返ることでしか見えない。

今思っても辞めることは簡単だった。
何度も「こんな仕事意味ねー!辞めたるわい!」となったが、
そんな時に辞めてもきっと今みたいに仕事を楽しめていないと思う。
あの時に鍛えられたからこそ、乗り越えられた困難が、独立してから今までいくつもあった。

今、就職活動で苦しんでいる学生さんは是非覚えておいて欲しい。


「どんな仕事も人生も、楽しくやるのは自分次第。

       未来を憂う前に今までの自分の足跡を繋げ、認めよう。」




※この物語は今回で終了します。想像以上に様々な方から感想を頂き嬉しいです。
 激務の間を縫っての投稿でしたので、不適切な表現や下品な言葉遣いがあった
 かもしれませんがご容赦ください。
 また機会があれば、「人事マン物語」でも書きます!
 ご意見、ご要望を是非お待ちしています!!


 生涯1営業担当 濱中倫秀


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Posted by 株式会社コミューン 濱中倫秀  at 00:28   │  comments:(0)  │   経営者の日記



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